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「ゆうメイトってブラック?」自腹編 - 郵便局のバイト?契約社員?『ゆうメイト』という生き方。

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皆さんこんにちは、ながものです。

はやいもので、ゆうメイトに関する記事も今回で3回目、
どこからかこのページに辿り着いて下さった方の参考になれば幸いです。

今回から数回、ズバリゆうメイトはブラックなのかについてお伝えしていきます。
お付き合いください。

 

なぜブラックって言われてるの?

郵便局の仕事はよくブラックだと聞きます。現職で働いていた時も周りからよく「ブラック企業で大変だろう」「自腹切ってノルマ達成してるの?」等
色々なことを言われました。

世間で言われている郵便に対するブラック像をまとめてみました。
・キツいノルマがあって自腹を切らなきゃいけない。
・休憩も取れず、お昼ご飯を食べる時間もない。
・何があっても休めない。
・残業代もなく、延々と働かされる。
・客から無茶なことを言われる
大体こんな感じのことが言われているようです。

ゆうメイトとして働いてきた私の実感でお話させていただくと、上記の内容は全て事実です。
「結局ブラックなんだ」「じゃあ働くのやめた」という方、少しだけ待って下さい。
1点ずつ解説していきますので、是非お読みいただいた上で判断をお願いします。
確実に長くなりますので、今回は1点。

キツいノルマがあって自腹を切らなきゃいけない。

まずはこちら。郵便局はそもそも、はがきや切手等の郵便商品の販売収入で利益を上げています。
その中で高いウェイトを占めているのが『年賀はがき』です。
年賀はがきの売り上げが年間売り上げの約12%を占めているのですから、全社を挙げて取り組むのも仕方ありません。
そのため社員一人辺りの営業目標(ノルマ)も高く、ゆうメイトで2,000~3,000枚、正社員で6,000~10,000枚と言われていたりします。
ちなみに私が働いていた郵便局はゆうメイトと正社員の垣根はなく、各年平均約6,000枚でした。

そのため年末になると毎年のようにテレビで「郵便局員の自腹」が報道されます。
親兄弟や親戚に買ってもらっても到底達成できない、未達成だと吊るしあげされると自腹を切ってその年賀はがきを懸賞に使ったり金券ショップに足を運ぶ姿を目にします。

実際に私もいくらかは自分で買い、懸賞に使ったりしていました。
ですが常識の範囲内(多くて50枚程度)ですし、両親や兄弟、祖父母に買ってもらってはいましたが達成できないことはありませんでした。

 

実は自腹報道ではあまり語られることのない、いくつかの事実と誤解があります。
私が働いていた郵便局の話ですので、全ての郵便局がそうではないということはご承知おき下さい。

私が働いていた郵便局にはAさんという正社員がいました。
Aさんはあまりやる気がなく、周囲とも殆どコミュニケーションを取らない人でした。
しかし彼は営業成績も悪くなく、年賀はがきのノルマもきっちり達成していました。
彼は年賀はがきの発売日に自腹でノルマ分を購入し、さっさと金券ショップに売り払っていたのです。
その為彼はそれ以外で一切の営業活動をしませんでした。

同じく、Bさんというゆうメイトがいました。
Bさんは配達があまり早くなく、悪く言えば要領の悪い人でした。
しかし人当りはよくお客様に好かれ、そのおかげで営業成果もそれなりに上げていました。
自腹はしていなかったので年賀はがきのノルマは達成していませんでした。

結果、会社としてはAさんがノルマを達成している為評価していました。
しかしBさんが吊るしあげられるようなこともありませんでした。
Bさんはコツコツと1枚からでもお客様に営業し、毎日少しずつでも売り上げを残していたからです。

ノルマは達成する為にあるのは事実ですが、毎日少しでも成績を上げている人を咎めるような酷い職場ではなかったように思います。
真面目に明るく仕事に向かっていれば、お客様に好かれます。
そうするとお客様の方から年賀はがきの話をしてくださるようになりました。
そうして少しずつ成績を上げていけば、無理をしなくても意外とノルマ前後まで成績は上がります。

楽をすることが悪い訳ではありません。利用できるものは利用していいと思います。
実際コツコツと営業をしていくと配達は遅くなりますし、断られることも多いです。
どちらが自分にとって楽しいかで判断していくのが良いと思います。

敢えて悪目線で話をするなら、金券ショップに売れるだけ他職種の営業より楽かもしれませんね。
1枚当たり3~5円位の赤字で済みそうだし。色々言われるのは年末年始だけだし。

 

今回のまとめ

・ノルマは多い。少なくとも2,000枚多いと10,000枚いくかも。
・親兄弟親戚に買ってもらうのが基本になっている。
・普段から愛想よく仕事をしているとお客様が買ってくれる。
・自腹を切る人もいる。大体の場合は懸賞か金券ショップに。
・どちらが自分にとって楽しいかで決めよう。

いかがでしたか。
ブラックかどうかを判断する一つの材料として参考になれば幸いです。
次回も続けて「ゆうメイトってブラック?」休憩時間編と題してお伝えしていこうと思います。

ありがとうございました。

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